少し怖いような、不思議な場面から漫画は始まります。
街の交差点に何か"しろいの"が立っています。足元には花束が置かれています。主人公です。
(c)鯨庭
"しろいの"は自分が何者かも、どうしてそこにいるのかも覚えていません。
そこに、白い猫が現れて、喋りかけてきます。彼らの物語がこうして始まります。
(c)鯨庭
このあと、彼らは一緒に海を目指すことにします。"しろいの"は猫のしっぽに触れると、不思議なことにそこを動くことができたのです。
こうして、彼らは紆余曲折しながらも、海に辿り着き、そこである運命と出会います。
* * *
詩的で、幻想的で切ない物語です。怖いことはありません。温かな涙がこぼれる感動的な作品です。ぜひ、公開中の鯨庭(くじらば)さんのサイト(pixiv)を訪れて、読んでみることをお勧めします。
■鯨庭(くじらば)さんのサイト(pixiv)
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